レンタル体験していただいてる間に、ご依頼品をOHすることになりました。
D29刻印の物だけに、特殊ピッチなVM33があるようです。
中央が狭いので、そのままGSやZ1に使おうとするとエアー漏れしたりしやすいようです。
体験談あります。。。。
VM33 - ss34-heartのブログ (hatenablog.com)
上記に、紹介しているものと同じ、ピッチでした。
これで、当社では3例目になります。
オークション通じてピッチ変換ステーを購入いただいた方が数名いらっしゃいますので、ある程度現存していると思われます。
今回は、VM33の状態(保管状態)がよかったので当初は比分解でアイドルポートバルブ組付けのみの予定としてたんですが、
後で、ショートピッチであると気づいたのでお客様にれんらくして、
分解OHとピッチ変換もすることになりました。
では、作業を進めていきます。
上 作業前の写真です。
ピッチ計測すれば、すぐわかることではあるんですが・・・・なんとなく白い樹脂が薄いのがわかると思います。
あと見分けるポイントは、ヨシムラリターンスプリングがボディに当たりそうになってます。
分解していきます。
ご覧のように、テフロンコートボディです。
で、D29あるあるかなりの確率にてリンクのスプリングを取り外して使用されてます。
サーキットで使ってたのかな?
当時の人達も、リンクの動きがスロットルの重さの原因と認識していたのでは?
完全に分解して、
超音波洗浄後、
ヨシムラステッカーはオーナー様の持ち込み品を張り付けました。
↓ 今回の主な交換品です。
ピッチ変換の為には、
連結ステー 上下
フューエルパイプ 3個
スロットルシャフト
シャフト連結パイプ 2個
樹脂のシールカラー
交換する必要があります。
いずれの部品も、ミクニさんの取り扱いないので当社リプロ品を使っています。
上側がついてた中古品
下側 当社のリプロ品(ホンダ、カワサキ、スズキに使えるものになります)
シャフトは、再利用できないものか?
合わせては、見ましたが・・・
リンクレバーが固定できなくて使用不可・・・・
この手のベアリングシャフトは焼入れ金属で、タップ加工(ネジ切)も大変になります。
ということで、
次回は、組み立てていきますよ。
つづく・・・