ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

VM33-A14→D29化計画

久しぶりの投稿になりますが、

気づけば、節分も過ぎ

春近しですね~

 

当社は機械加工屋で、キャブレター修理は部品販売促進のために

請け負っております。

 

ミクニVM29を20年近く愛用してきました。

その流れでVM33にあこがれもあり、使ってみたいから、

部品として2台分入手してOH組み立てた物を、使用開始したのが

4~5年前の出来事になります。

 

VM33はマイナスイメージが強く、安価に入手可能でした。

 

その当時も、ヨシムラ仕様と主にアメリカ販売のSUDOCOものは細部に

違いがあり、最近高値取引されてる、D29刻印の物は、稀な一品でした。

 

VM33愛用者さんからの、VM33部品製作依頼が、私がVM33に触れるきっかけ

を与えてくれました。

今、思い返すと「こんな楽しいおもちゃを教えてくれてありがとう!」

なんですが!(笑)

 

で、ミクニさんZ1用の通常版(A14刻印)とヨシムラミクニもの(D29刻印)

は、大きくわけると3点の違いがあります。

 

①ピストンバルブに切り欠きの有無

②強化リターンスプリングと専用アームの有無

③ボディ内部のテフロンコート処理の有無

 

細かく見ると、ジェットセットも変更されてます。

アメリカ販売物は公道走行も視野に入れたセット

ヨシムラミクニバージョンはサーキット走行に絞ったセット

では、ないかな~と、あくまで私の個人的感想です。

 

1~3には、目的があっての処理だと思います。

私は、部外者だから、想像ですが・・・

①は吸入負圧からのピストンバルブ張り付き防止、負圧を外部に逃す為?

②ピストンバルブの戻りをスムーズにする目的、スプリング強化と

スプリングホルダーの動きをよくする為?

③内部のフリクション低減、ピストンの摺動をよくする為

(この処理は、以降販売されるTMシリーズでは全数施工されています。)

 

で、当社販売の製作部品も、おおむね同じ理由で改良し、

今も、ヨシムラさんが販売してたら、こうするのでは?

を、現代の技術を織り込んで製品化しています。

 

この③は、早くから、自分の実験機には施工してきました。

効果は高いのですが、施工費も安くはありません。

だから・・・全くアナウンスしたことないんですが・・・・

 

あまりにも、D29ボディが高値取引されていて・・・・

ちょっと、部品販売している私としては・・・引いてしまいます。

5年前の・・・・20倍になってますよ・・・・

 

ってことで、そこまで欲しいと思っていただける製品なら、

テフロンコートすれば、それより安くD29化できますよ・・・・

 

またも前置きが長くなりましたが、今年のVM33初めは・・・・

 

ボディにテフロンコート施工してもらいました。

 

上 ノーマルボディ

下 テフロンコート

いずれも、全分解して超音波洗浄してます。

テフロンコートを施したい場合は、OH時がおすすめです。

 

テフロンコート剤の外部はみ出し感まで再現してくれました。

刻印D29に見えますが・・・・

刻印は 33A14


 

いや~これは、使うの楽しみですね~

当社のVM33実験機にて3年以上使用実績がありますので、

耐久性も問題ないです。

 

今から組むこのVM33か、今まで使っていたテフロン済みVm33を販売予定しています。

組みあがりまで楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

もし、施工希望ありましたら、お問い合わせください。

 

今年も、VM33路上復帰に力入れていきますのでよろしくお願いします。