久しぶりの投稿になりますが、
気づけば、節分も過ぎ
春近しですね~
当社は機械加工屋で、キャブレター修理は部品販売促進のために
請け負っております。
その流れでVM33にあこがれもあり、使ってみたいから、
部品として2台分入手してOH組み立てた物を、使用開始したのが
4~5年前の出来事になります。
VM33はマイナスイメージが強く、安価に入手可能でした。
その当時も、ヨシムラ仕様と主にアメリカ販売のSUDOCOものは細部に
違いがあり、最近高値取引されてる、D29刻印の物は、稀な一品でした。
VM33愛用者さんからの、VM33部品製作依頼が、私がVM33に触れるきっかけ
を与えてくれました。
今、思い返すと「こんな楽しいおもちゃを教えてくれてありがとう!」
なんですが!(笑)
で、ミクニさんZ1用の通常版(A14刻印)とヨシムラミクニもの(D29刻印)
は、大きくわけると3点の違いがあります。
①ピストンバルブに切り欠きの有無
②強化リターンスプリングと専用アームの有無
③ボディ内部のテフロンコート処理の有無
細かく見ると、ジェットセットも変更されてます。
アメリカ販売物は公道走行も視野に入れたセット
ヨシムラミクニバージョンはサーキット走行に絞ったセット
では、ないかな~と、あくまで私の個人的感想です。
1~3には、目的があっての処理だと思います。
私は、部外者だから、想像ですが・・・
①は吸入負圧からのピストンバルブ張り付き防止、負圧を外部に逃す為?
②ピストンバルブの戻りをスムーズにする目的、スプリング強化と
スプリングホルダーの動きをよくする為?
③内部のフリクション低減、ピストンの摺動をよくする為
(この処理は、以降販売されるTMシリーズでは全数施工されています。)
で、当社販売の製作部品も、おおむね同じ理由で改良し、
今も、ヨシムラさんが販売してたら、こうするのでは?
を、現代の技術を織り込んで製品化しています。
この③は、早くから、自分の実験機には施工してきました。
効果は高いのですが、施工費も安くはありません。
だから・・・全くアナウンスしたことないんですが・・・・
あまりにも、D29ボディが高値取引されていて・・・・
ちょっと、部品販売している私としては・・・引いてしまいます。
5年前の・・・・20倍になってますよ・・・・
ってことで、そこまで欲しいと思っていただける製品なら、
テフロンコートすれば、それより安くD29化できますよ・・・・
またも前置きが長くなりましたが、今年のVM33初めは・・・・
ボディにテフロンコート施工してもらいました。
上 ノーマルボディ
下 テフロンコート
いずれも、全分解して超音波洗浄してます。
テフロンコートを施したい場合は、OH時がおすすめです。
テフロンコート剤の外部はみ出し感まで再現してくれました。
刻印D29に見えますが・・・・
刻印は 33A14
いや~これは、使うの楽しみですね~
当社のVM33実験機にて3年以上使用実績がありますので、
耐久性も問題ないです。
今から組むこのVM33か、今まで使っていたテフロン済みVm33を販売予定しています。
組みあがりまで楽しみにお待ちいただければ幸いです。
もし、施工希望ありましたら、お問い合わせください。
今年も、VM33路上復帰に力入れていきますのでよろしくお願いします。