お待たせしてる、295mmキット
オプション設定にしているカバーが入荷したのでさっそく加工しました。
純正品をスペーサー分旋盤にてカットします。
塗装することも忘れずに・・・・・
さて、ラグビー、CP2696キャリパーを装着する時の注意点は、
ディスク板を両側から同時に挟む構造上センターだしが必要になります。
センターがずれると、常に引きずってブレーキがかかった状態になったり、
軽くブレーキレバーを握って制動する時に、泣きが発生しやすくなります。
常に引きずっていると、エンジン性能までスポイルさせる結果になります。
以前も、記事に書いたのですが、
GS750EはFホイールを無頓着に組むことができます。
再現性を考えて、スピードギヤを左フォークにピッタリさせる方法を考えていたのですが、(株)ファクトリーまめしばさんとのやり取りの中で、機械として考えるとFフォーク中央にFホイールが収まるべきであろう!との結論にいたりました。
ということで、フォーク中央にホイールを持ってくるための私がやってる確認方法を
記載したいと思います。
① フロントホイールを外す
② Fフェンダー外します。
③ ディスク板を外して、スペーサーをいれます。
④ Fホイールを仮組します。
⑤ 仮組の状態でアンダーステム下側の幅をノギスで計測
観にくくてすいません。片手ノギス、片手携帯なもんで(笑)
⑥ Fフォークダストブーツ上部をノギスで計測(上下での寸法差を±0.1mmぐらいには収めたいです。)
↑GS750Eノーマルフォークだと209.9mm前後と思います。
⑦ フォークの平行が出ている状態で、左右のキャリパーステーからディスク板の距離を合わせます。ここも左右誤差±0.1mmを狙いたいです。
↓(ここもなるべくフォークの穴で見た方が良いです。注 フォークのキャリパー付け根は鋳造したままの仕上げになってます。鋳肌のままということはかなりの精度誤差がOKの製品です。下の写真のようにフォークから離れて位置で測るとサポートが反ってしまうフォークも存在します。)
⑧ 上記5~7を繰り返して確認調整しながら、アクスルシャフトをフォークに固定してください。
⑨ 後は附属のキャリパーカラーを使い、キャリパーを締め付けます。
⑩ フルード交換してエア抜きをしてください。
⑪ 漏れないこと確認して、試乗確認へとおでかけください。
ブレーキに人の命が懸かってっています。安全に十分注意して作業ください。