久しぶりの記事になってすいません。
最近は、GSRに出店したり・・・・
VM33のOH依頼こなしたりしていました。
最近の傾向は、タカイ製作所さんのお勧め全部盛でお願いします。
つづけて5機のテフロンコート依頼をこなしてました。
段々とテフロンコートの有効性は浸透してきてるみたいです。
ちなみに・・・・CRキャブにも施工は可能になります。
そして、今日の本題・・・・カシマコート
カシマコートについては、(株)ミヤキさんでしか施工できません。
詳しくは、下記をググってください。
硬質アルマイト カシマコート | 株式会社ミヤキ (kashima-coat.com)
当社は、施工契約してるので、1点物でも施工は可能になります。
カシマコートは、アルミ部材に対して行うハードアルマイト+潤滑アルマイトになります。なので、鉄などは不可です。
当社で、処理してる物は、
①旧車用ブレーキピストン
②キャブレター用ピストンバルブ
③キャブレター用ファンネル
今のところ、この3点です。
カシマコートの優れてる点は、その潤滑性、ツルツル感と
表面硬度にあると思います。
キャブレターのピストンバルブを、捨てるほど(笑)
試作してるので・・・・表面処理無しで使ったりしたことが・・・・
何度もあるんですが・・・・・無垢のアルミは、キャブレターボディに挿入して
カチャカチャしただけで傷つきます・・・・・
カシマコート施すと、長期使用してもスベスベで傷なし
これは、ボディ側も傷ついてないと思います。
カシマコートのピストンバルブや、キャリパーピストン購入時は高価に感じるかもしれませんが、すぐにメッキがはがれる物の倍はしないと思います。
定期的にもみもみ洗えばきっと一生モノですよ。
長く付き合う覚悟で購入した旧車に使うのなら、カシマコート一択と個人的には
お勧めします。(あんまり・・・・宣伝してなかったですが(笑)
それで、VM33にもカシマコートピストンバルブを使えるようにしたいと
いろいろ策を講じてきました。(笑)
VM33に使う場合のネガは・・・・・・エンジンの吸引力にアルミの軽さが負ける・・・・(笑)
そして、全国のVM33ユーザーさんのアイデアのおかげで使用に耐えれる方法が見つかりました。
当社のモットーは、
ユーザーさんのオモイをカタチにする会社
アイデアをカタチにして世にないものを、商品化するに重点を置いてます。
なので、世の中にある先人が考えたものは、先人の商品を購入進めてます。
どうしても、先人のアイデアを昇華させたいけど・・・・先人が取り合ってくれない・・・・などあれば相談に乗ります。
基本的に、1個作るも10個作るも施行にかかる時間と段取りする時間は同じ長さです。
商品の総量で割れない、ワンオフパーツが高価なのはそこにあります。
有名なカスタムビルダーさんには、お金いとまないのに、無名だから安くしては失礼な相談だと・・・・・飲み屋で好みの方指名するのにチャージとられるのと同じシステムと考えてもらえると嬉しいです。
地球上の生物は・・・・皆・・・・1日24時間しかありません。(笑)
何かいてるんだ俺は・・・・・(笑)
さて・・・・本題です。
VM33のピストンバルブをカシマコートにしたいんです。(笑)
ということで・・・・第一弾
数年前に3台分作った、試作品の最後のワンセットが出てきました。
これに、重石を載せると・・・・回転落ちの悪さが見事に解消します。
ぜひ、カシマコートバルブのスムーズさを体感してもらいたいのです。
その為に、販売用VM33を製作しました。
以下は、作業内容の紹介です。
テフロンコートに合わせて、ボディ内外面のウェットブラスト処理してもらいました。
以前から、ウェットブラストをお願いされるケースがったのですが、後処理が大変なのでお断りしてきました。
今回立て続けに3台、お客様にてブラスト済みのVM33をOHしました。
施工される側の技量にもよると思いますが、走行テストまでしましたが、問題なく機能してました。
なので、テフロンコートする場合に限り、ウェットブラストサービスは行うことにします。
ただ・・・今まで以上に手間がかかるので、施工料はかかります。
なるべく状態の良いVM33を入手が吉です。
質感の好みは分かれるところではありますが・・・・
状態が悪い場合は、選択の一つに加えても良いと思います。
私の・・・・・初号機も・・・・・
見違えましたので(笑)
テフロン後にまた超音波洗浄して・・・・・
ステッカー貼り、ジェットブロックから組んでいきます。
あっ・・・・カシマコートバルブは、内径を肉厚にしてますので・・・・
ジェットブロックのわずかな傾きも不可・・・・・
必然的に削り出しジェットブロックに交換になります。
今回のボディはA4刻印・・・CB900F用です。
なので、ピッチ変換キットとシャフトも新品にしてます。
削りの強化リターン、削りのベアリングホルダーと、ニードルベアリングも新品に
してます。
ジェットや、ゴム部品はミクニ純正品
フロートバルブミクニ純正品、フロートは日清ワークスさんリプロ新品です。
油面確認は都度した方が良いけど、日清さんのフロートは油面合わせなくても良い位置に来ます。数セット見ての結論です。
当社の出荷品は実油面ゲージにて、毎回チェックしてます。
フロートバルブやジェット類の組付後です。
フロートまで組みました。
フロートカバーの内面も綺麗になるのが・・・・・
ウェットブラストの美点ですね・・・・・
洗浄は・・・・大変ですが・・・・(笑)
フロートカバーに当社ステッカー貼って(笑)
ピッチ変換キット
ヨシムラタイプ強化リターンスプリングキット
削り出しリンク一体型ベアリングホルダーなど組んでいきます。
強化リターンキットにベアリングホルダー
新品スロットルシャフト使います。
4つを連結したら・・・・・
今日の本題(笑)
カシマコートピストンバルブキットの登場です。
今までのDLCコート処理品と違う点
真鍮製JN押さえに+真鍮の重しをリンクアームとピストンバルブの間に
挟み使用します。
その為、ピストンバルブ固定するM4ビスも長いものに交換
PeeKレバーも短くしてます。
キット化する場合には、必要な部品は全部セットにして販売予定です。
現在組付けて、試乗確認しています。
テフロンコートとカシマコートの相性は良いですね。
今のところ、私のGS750では過去最高に張り付かないです。
Z1だとまた変わるかも?ですが・・・・・
市販型は、形状変更予定です。
FCRの浮動バルブみたいな窪みはラストの1品です。
週末にツーリング予定があるので問題なければ、ヤフオクにて販売します。
GW前に入手可能になりますので、是非楽しみにしていてください。
続きまた書きます。