最近はVM33の知名度が上がってきたのか?
VM33は、元々はどんなキャブなんですか?
という質問を受けるケースが数回ありました。
おそらく・・・・ヤングな世代の人(笑)
VM33は完全にレーシングユースを前提にしたキャブレターだと思っています。
ここからは、あくまでも個人の意見です。
詳しくは、現役で携わっていた方に聞くのが1番と思います。
この車両に象徴されるように、レーシングキャブレターですから、
現在の公道を走行することは考えてなかったわけです。
まして、誕生から40数年経過してますので、NOSの新品キャブレターを入手したとしても完全分解して洗浄することを進めています。
この年代の強制開閉キャブは、VM33含めアイドル機構は省略れてる物が多いです。
私が中古VM33を入手してまずやるなら、
①完全分解して超音波洗浄
②パッキン類交換
③ジェット類新品交換
④アイドルポートバルブセットに交換
⑤ベアリング交換
⑥リモートアイドルスクリュー化
ここまでが、まずやるべきことだと思っています。
まだ予算があれば
①ボディ内部のテフロンコート
②ジェットブロック交換
③削り出しリンク一体型ベアリングホルダー交換
④強化リターンアーム交換
⑤スロットルシャフト交換
ノーマルのVM33は、セッティング出す以前に何かがおかしいけど?
何が原因か?
迷宮入りするケース多いみたいです。
当社のピストンバルブセットにすると、そこが簡単になります。
Z1やGS系の車両であれば、おおよその初期セットデータはお教えしてます。
最近は、Peek延長レバー買って、次にベアリングホルダーと強化リターン選択される方多いんですよ。
大きなお世話かもだけど・・・・・それ買うなら、バルブが先です・・・・
いろいろ悩んで、楽しんでくださいね。
中古キャブが高いからかな・・・・・
金額は安く抑えたいですよね・・・・・
よくわかります・・・・
なんだろう・・・・・あんなに悪名高かったのはなぜ?
DLCコートバージョンはカッタウェイ3種類あります。
①アイドリングが安定化する構造
②摺動抵抗が減るようにショットピーニング加工
③回転落ちが速くなる細工
を施しています。
セッティングに悩んでる方、
開け始めがギクシャクする方は、バルブ交換するとウソみたいに改善しますよ。
ご検討ください。