ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

VM33快調化への優先順位

最近はVM33の知名度が上がってきたのか?

VM33は、元々はどんなキャブなんですか?

という質問を受けるケースが数回ありました。

 

おそらく・・・・ヤングな世代の人(笑)

 

VM33は完全にレーシングユースを前提にしたキャブレターだと思っています。

 

ここからは、あくまでも個人の意見です。

詳しくは、現役で携わっていた方に聞くのが1番と思います。

 

 

www.autoby.jp

 

この車両に象徴されるように、レーシングキャブレターですから、

現在の公道を走行することは考えてなかったわけです。

 

まして、誕生から40数年経過してますので、NOSの新品キャブレターを入手したとしても完全分解して洗浄することを進めています。

 

この年代の強制開閉キャブは、VM33含めアイドル機構は省略れてる物が多いです。

 

私が中古VM33を入手してまずやるなら、

①完全分解して超音波洗浄

②パッキン類交換

③ジェット類新品交換

④アイドルポートバルブセットに交換

⑤ベアリング交換

⑥リモートアイドルスクリュー化

 

ここまでが、まずやるべきことだと思っています。

 

まだ予算があれば

①ボディ内部のテフロンコート

②ジェットブロック交換

③削り出しリンク一体型ベアリングホルダー交換

④強化リターンアーム交換

⑤スロットルシャフト交換

 

ノーマルのVM33は、セッティング出す以前に何かがおかしいけど?

何が原因か?

迷宮入りするケース多いみたいです。

 

当社のピストンバルブセットにすると、そこが簡単になります。

Z1やGS系の車両であれば、おおよその初期セットデータはお教えしてます。

 

最近は、Peek延長レバー買って、次にベアリングホルダーと強化リターン選択される方多いんですよ。

 

大きなお世話かもだけど・・・・・それ買うなら、バルブが先です・・・・

 

いろいろ悩んで、楽しんでくださいね。

 

中古キャブが高いからかな・・・・・

金額は安く抑えたいですよね・・・・・

よくわかります・・・・

 

なんだろう・・・・・あんなに悪名高かったのはなぜ?

 

DLCコートバージョンはカッタウェイ3種類あります。

 

①アイドリングが安定化する構造

②摺動抵抗が減るようにショットピーニング加工

③回転落ちが速くなる細工

 

を施しています。

 

セッティングに悩んでる方、

開け始めがギクシャクする方は、バルブ交換するとウソみたいに改善しますよ。

 

ご検討ください。