OH依頼で問い合わせがありましたので、CB-F用を
Z1用に改造する方法とOH内容を記事にしてみます。
まずは、分解前の状態チェック
かなりきれいな状態でバルブの動きもスムーズでした。
このままピッチ変換して、ピストンバルブセットのみ交換したい思ったぐらいです。
CB-F用は、Z1用より幅が広いです。
ピッチ変換するには、
上下の連結ステイ
フューエル連結パイプ 大小 3個
スロットルシャフト
シャフトカバー アルミ製 2点 ジュラコン製 1点
以上を交換します。
チョークレバーも長いです。
そのまま使うか? 少し端をカットして再メッキ流用になります。
では、OHの様子を記載します。
このキャブはまた例のVM32にするリストラクターついてました・・・
なんか海外で販売されてるらしいです。
取り外し冶具にて撤去しました。
実は、リストラクターを抜くにはジェットブロックを外す必要があり・・・・
これ取りたいから、全バラしたしだいです。
取れたんで、超音波洗浄して、ガスケット撤去、スムージング
再度、超音波洗浄します。
洗浄後にステッカー貼ったら、組み立て作業です。
主な交換部品
VM33ガスケットキット
ジェット類
ベアリング
Oリングやシール類
+当社のピストンバルブキット
ピッチ変換キット
スロットルシャフトに
削り出しジェットブロック
今回は、削り出しジェットブロックなので、バラバラの状態で組み込んでいきます。
中古品と違い、傾かないので先付OKです。
この状態で、念のためピストンバルブが上下スムーズに動くか確認はしています。
まずは、3番ボディにリンクベアリング交換して、シャフトを組んでいきます。
4個連結した状態になりました。
リモートアイドルスクリュー化しています。
フロート取り付けて油面調整、
その後、フロートチャンバーで蓋します。
そしたら、ボディを起こして、バルブ組んでいきます。
バルブの動きチェックしながら、組み立てて
最後に、同調取って
トップキャップで蓋しました。
外側のネジは新品に交換したり、再利用だったりです。
最後に筆入れ・・・じゃなくてステッカー貼ったら終了です。
在庫ラストのカシマコートファンネルつけたら、
GS750に装着して始動と、確認試乗します。
CB-F用の証
33A4
無事にZ1用に変換できましたよ。
確認したら、お渡し可能になります。
参考にしてください。