ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

CB-F用VM33をZ1用に改造

OH依頼で問い合わせがありましたので、CB-F用を

Z1用に改造する方法とOH内容を記事にしてみます。

 

まずは、分解前の状態チェック

 

かなりきれいな状態でバルブの動きもスムーズでした。

このままピッチ変換して、ピストンバルブセットのみ交換したい思ったぐらいです。

 

CB-F用は、Z1用より幅が広いです。

ピッチ変換するには、

上下の連結ステイ

フューエル連結パイプ 大小 3個

スロットルシャフト

シャフトカバー アルミ製 2点 ジュラコン製 1点

以上を交換します。

 

チョークレバーも長いです。

そのまま使うか? 少し端をカットして再メッキ流用になります。

 

では、OHの様子を記載します。

 

 

このキャブはまた例のVM32にするリストラクターついてました・・・

なんか海外で販売されてるらしいです。

取り外し冶具にて撤去しました。

実は、リストラクターを抜くにはジェットブロックを外す必要があり・・・・

これ取りたいから、全バラしたしだいです。

 

取れたんで、超音波洗浄して、ガスケット撤去、スムージング

再度、超音波洗浄します。

 

洗浄後にステッカー貼ったら、組み立て作業です。

 

主な交換部品

VM33ガスケットキット

ジェット類

ベアリング

Oリングやシール類

+当社のピストンバルブキット

ピッチ変換キット

スロットルシャフトに

削り出しジェットブロック

 

今回は、削り出しジェットブロックなので、バラバラの状態で組み込んでいきます。

中古品と違い、傾かないので先付OKです。

この状態で、念のためピストンバルブが上下スムーズに動くか確認はしています。

まずは、3番ボディにリンクベアリング交換して、シャフトを組んでいきます。

 

4個連結した状態になりました。

リモートアイドルスクリュー化しています。

フロート取り付けて油面調整、

その後、フロートチャンバーで蓋します。

 

そしたら、ボディを起こして、バルブ組んでいきます。

バルブの動きチェックしながら、組み立てて

最後に、同調取って

 

トップキャップで蓋しました。

外側のネジは新品に交換したり、再利用だったりです。

 

 

 

最後に筆入れ・・・じゃなくてステッカー貼ったら終了です。

 


在庫ラストのカシマコートファンネルつけたら、

GS750に装着して始動と、確認試乗します。

 

CB-F用の証

 

33A4

無事にZ1用に変換できましたよ。

 

確認したら、お渡し可能になります。

参考にしてください。