ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

カシマコートピストンバルブ

久しぶりの記事になってすいません。

 

最近は、GSRに出店したり・・・・

VM33のOH依頼こなしたりしていました。

 

最近の傾向は、タカイ製作所さんのお勧め全部盛でお願いします。

つづけて5機のテフロンコート依頼をこなしてました。

 

段々とテフロンコートの有効性は浸透してきてるみたいです。

ちなみに・・・・CRキャブにも施工は可能になります。

 

そして、今日の本題・・・・カシマコート

 

カシマコートについては、(株)ミヤキさんでしか施工できません。

詳しくは、下記をググってください。

 

硬質アルマイト カシマコート | 株式会社ミヤキ (kashima-coat.com)

 

当社は、施工契約してるので、1点物でも施工は可能になります。

カシマコートは、アルミ部材に対して行うハードアルマイト+潤滑アルマイトになります。なので、鉄などは不可です。

 

当社で、処理してる物は、

①旧車用ブレーキピストン

②キャブレター用ピストンバルブ

③キャブレター用ファンネル

 

今のところ、この3点です。

 

カシマコートの優れてる点は、その潤滑性、ツルツル感と

表面硬度にあると思います。

 

キャブレターのピストンバルブを、捨てるほど(笑)

試作してるので・・・・表面処理無しで使ったりしたことが・・・・

何度もあるんですが・・・・・無垢のアルミは、キャブレターボディに挿入して

カチャカチャしただけで傷つきます・・・・・

 

カシマコート施すと、長期使用してもスベスベで傷なし

これは、ボディ側も傷ついてないと思います。

 

カシマコートのピストンバルブや、キャリパーピストン購入時は高価に感じるかもしれませんが、すぐにメッキがはがれる物の倍はしないと思います。

定期的にもみもみ洗えばきっと一生モノですよ。

 

長く付き合う覚悟で購入した旧車に使うのなら、カシマコート一択と個人的には

お勧めします。(あんまり・・・・宣伝してなかったですが(笑)

 

それで、VM33にもカシマコートピストンバルブを使えるようにしたいと

いろいろ策を講じてきました。(笑)

VM33に使う場合のネガは・・・・・・エンジンの吸引力にアルミの軽さが負ける・・・・(笑)

 

そして、全国のVM33ユーザーさんのアイデアのおかげで使用に耐えれる方法が見つかりました。

 

当社のモットーは、

ユーザーさんのオモイをカタチにする会社

 

イデアをカタチにして世にないものを、商品化するに重点を置いてます。

なので、世の中にある先人が考えたものは、先人の商品を購入進めてます。

どうしても、先人のアイデアを昇華させたいけど・・・・先人が取り合ってくれない・・・・などあれば相談に乗ります。

 

基本的に、1個作るも10個作るも施行にかかる時間と段取りする時間は同じ長さです。

商品の総量で割れない、ワンオフパーツが高価なのはそこにあります。

有名なカスタムビルダーさんには、お金いとまないのに、無名だから安くしては失礼な相談だと・・・・・飲み屋で好みの方指名するのにチャージとられるのと同じシステムと考えてもらえると嬉しいです。

 

地球上の生物は・・・・皆・・・・1日24時間しかありません。(笑)

 

何かいてるんだ俺は・・・・・(笑)

 

さて・・・・本題です。

 

VM33のピストンバルブをカシマコートにしたいんです。(笑)

 

ということで・・・・第一弾

数年前に3台分作った、試作品の最後のワンセットが出てきました。

これに、重石を載せると・・・・回転落ちの悪さが見事に解消します。

 

ぜひ、カシマコートバルブのスムーズさを体感してもらいたいのです。

 

その為に、販売用VM33を製作しました。

 

以下は、作業内容の紹介です。

 

テフロンコートに合わせて、ボディ内外面のウェットブラスト処理してもらいました。

 

以前から、ウェットブラストをお願いされるケースがったのですが、後処理が大変なのでお断りしてきました。

 

今回立て続けに3台、お客様にてブラスト済みのVM33をOHしました。

施工される側の技量にもよると思いますが、走行テストまでしましたが、問題なく機能してました。

 

なので、テフロンコートする場合に限り、ウェットブラストサービスは行うことにします。

ただ・・・今まで以上に手間がかかるので、施工料はかかります。

 

なるべく状態の良いVM33を入手が吉です。

 

質感の好みは分かれるところではありますが・・・・

状態が悪い場合は、選択の一つに加えても良いと思います。

 

私の・・・・・初号機も・・・・・

見違えましたので(笑)

 

 

テフロン後にまた超音波洗浄して・・・・・

ステッカー貼り、ジェットブロックから組んでいきます。

 

あっ・・・・カシマコートバルブは、内径を肉厚にしてますので・・・・

ジェットブロックのわずかな傾きも不可・・・・・

必然的に削り出しジェットブロックに交換になります。

 

今回のボディはA4刻印・・・CB900F用です。

なので、ピッチ変換キットとシャフトも新品にしてます。

削りの強化リターン、削りのベアリングホルダーと、ニードルベアリングも新品に

してます。

 

ジェットや、ゴム部品はミクニ純正品

 

フロートバルブミクニ純正品、フロートは日清ワークスさんリプロ新品です。

油面確認は都度した方が良いけど、日清さんのフロートは油面合わせなくても良い位置に来ます。数セット見ての結論です。

 

当社の出荷品は実油面ゲージにて、毎回チェックしてます。

 

フロートバルブやジェット類の組付後です。

 

フロートまで組みました。

フロートカバーの内面も綺麗になるのが・・・・・

ウェットブラストの美点ですね・・・・・

洗浄は・・・・大変ですが・・・・(笑)

 

フロートカバーに当社ステッカー貼って(笑)

ピッチ変換キット

ヨシムラタイプ強化リターンスプリングキット

削り出しリンク一体型ベアリングホルダーなど組んでいきます。

 

強化リターンキットにベアリングホルダー

新品スロットルシャフト使います。

 

4つを連結したら・・・・・

今日の本題(笑)

カシマコートピストンバルブキットの登場です。

今までのDLCコート処理品と違う点

真鍮製JN押さえに+真鍮の重しをリンクアームとピストンバルブの間に

挟み使用します。

その為、ピストンバルブ固定するM4ビスも長いものに交換

PeeKレバーも短くしてます。

 

キット化する場合には、必要な部品は全部セットにして販売予定です。

 

現在組付けて、試乗確認しています。

 

テフロンコートとカシマコートの相性は良いですね。

 

今のところ、私のGS750では過去最高に張り付かないです。

Z1だとまた変わるかも?ですが・・・・・

 

市販型は、形状変更予定です。

FCRの浮動バルブみたいな窪みはラストの1品です。

 

週末にツーリング予定があるので問題なければ、ヤフオクにて販売します。

GW前に入手可能になりますので、是非楽しみにしていてください。

 

続きまた書きます。