まめしばさんのブログを見てご存知の方もいらっしゃると思いますが、SOHCさんでGS750用ピストンを製作して頂けることになりました!
まだ何ミリの径になるかわかりませんが、経過を楽しみにしていてください。
打倒GS1000なんちゃって(笑)
そんな中、GS750エンジン部品修理を頼まれました!
ブラスト処理済のきれいなGS750用オイルパンです。
残念なことに・・・・ドレンボルトがなめてます。
かろうじて、1~2残ってるかな~。
要はヘリサート入れてください。
とのご依頼でした!
ネジサイズを調べるとM14P1.25mm
早速、工具屋さんに発注かけると・・・・スイマセン規格ないです。
との返答!
ヘリサートって・・・・なんでもあるわけじゃないようです・・・・
通常並み目ピッチと細目ピッチのみタップ、挿入具、ヘリコイル(駒ですね)
規格あります。
今回のM14mmは並み目(ピッチ2mm)細目(ピッチ1.5mm)までのようです。
M14ピッチ1.25mmは極細目のなるんですね!
それで依頼主に連絡取り、ボルトごとM14P1.5mmに変えてヘリサート加工することにしました。
まずはオイルパンの修理です。
マシニングセンタにセットして、痩せてしまった穴を拡大!
ついでなので、ガスケット座面も軽く切削!
確実に90度を出しました!
つぎに、タップ面取りとヘリサートタップ加工!
後は、機械より外してヘリコイルの挿入します。
この映像みてください。
ネジ山少ないですよね・・・・・
深さを調べると7mmほど・・・・ピッチ1.5mmってことは、4山で6mmこれが限界です。
そこで、一番短いコイル注文しました。
M14ピッチ1.5mmの1Dというもの
このDというのは、外径をさします。
M14mmで1Dということは、挿入後に長さが14mmになります。
しかし・・・・挿入前は8.5mmほど・・・
小さな穴に押し込まれてもっと長くなります。
そこで・・・・もっと短い駒を製作!
やり方はシンプルに半分にカット!
小さい径ならニッパ等で1山づついい長さにカットしていきます。
しかし・・・・M14もあると・・・・ニッパが刃こぼれ・・・・
サンダー(グラインダー)でカットしました!
右が製作品で、左が購入状態のものです。
もっと小さい径なら0.5Dという駒も存在します。
今回はないのでこういう方法をとりました!
挿入後の状態です!
あとは、ボルトとガスケットを新品にして取付!
左より純正中古ドレン、交換用M14ピッチ1.5mmボルト、GS用オイルチェックボルト中古です。(スズキはM14ピッチ1.25mm結構使われてます。)
内部から見るとこんな状態!(マグネットなしになってさびしいですね~)
その後、オイルを注入して漏れチェック一晩寝かせました!
翌朝に確認!
良かった漏れなしです!
明日には、届くと思ます。
ご依頼主様
お待たせして申し訳ございませんでした。
同じ症状でお悩みの方、ご依頼をお待ちしてます。
工具代の元・・・・取らなきゃ(笑)
それと・・・・GS750用のピストンが欲しい方のご依頼もお待ちしております。
・・・・いまならサイズ検討などの発言権ありますよ?????