昨日の続きです。
今回のボルトなど、丸い製品は旋盤と呼ばれる機械で削ります。
一度に全部の加工はできませんから、
2回に分けて削ります。
本来、完成時に大きいほうの端から加工する!
是が、セオリーなんですが?
トップキャップが丸くなっててこちらを先にすると、
後の加工に困ります!
今回は、ネジ側から行います。
旋盤のチャック(三つの爪)で掴んで、
1 センタドリル
2 ドリル
3 端面の荒削り
4 外形の荒削り
5 内径の荒削り
6 端面の仕上げ
7 外形の仕上げ
8 内径の仕上げ
9 Oリングの溝入れ
10 外形ネジきり
11 ネジと寸法チェック
で、1工程の終わりです。
ここで、注意するのは製品精度の確認を終わるまで外さない!!!
外してしまうと、中央の芯がずれて精度に影響でます。
1工程の加工後
この後に、精度、ネジのチェック
外しての、比較写真です。
次に、ネジ側を掴むために爪を交換!
爪ない場合は、製作します。
* 無理に掴むと製品にキズはいりますので!
掴みかえたら、
旋盤の第2工程
1 端面の荒削り
2 外形の荒削り
3 端面の仕上げ
4 外形の仕上げ
これで、旋盤工程は終わりです。
寸法チェックは忘れずに!!
再び、比較写真
まだ、6角の加工できてませんよね!
この後は、フライス盤という機械に替えて加工します。
加工後の写真です。
フライス盤は主に四角い物を加工する機械です。
種類の違いは、
刃物が回り、ワーク移動 → フライス盤
刃物が移動、ワーク回転 → 旋盤
フライスの工程
1 6面の荒削り
2 6面の仕上げ
これで、全加工できました!
(パチ、パチ)
如何ですか?
なかなかの出来栄え!!^^
最後に、ネジが心配なので
GS750のフォークに取り付けてみました!
左 純正品
右 ステンレス
私の車両はステムトップボルトもステンレスです。
以前、オークションに出してたのですが
売れ行きが芳しくなく廃盤にしました!
こうなると、メーター固定ボルトのサビ 気になります!
塗装など他も!(笑)
いぶし銀さん、お待たせしました!
完成ですよ!!
また、ゲスブに書き込みしますね!