ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

GS750用 Fフォークトップキャップボルト 2

昨日の続きです。
 
今回のボルトなど、丸い製品は旋盤と呼ばれる機械で削ります。
 
イメージ 1
 
一度に全部の加工はできませんから、
2回に分けて削ります。
 
本来、完成時に大きいほうの端から加工する!
是が、セオリーなんですが?
トップキャップが丸くなっててこちらを先にすると、
後の加工に困ります!
 
今回は、ネジ側から行います。
 
旋盤のチャック(三つの爪)で掴んで、
1 センタドリル
2 ドリル
3 端面の荒削り
4 外形の荒削り
5 内径の荒削り
6 端面の仕上げ
7 外形の仕上げ
8 内径の仕上げ
9 Oリングの溝入れ
10 外形ネジきり
 
11 ネジと寸法チェック
 
で、1工程の終わりです。 
ここで、注意するのは製品精度の確認を終わるまで外さない!!!
外してしまうと、中央の芯がずれて精度に影響でます。
 
イメージ 2
 
1工程の加工後
 
この後に、精度、ネジのチェック
イメージ 4
イメージ 3
 
外しての、比較写真です。
 
次に、ネジ側を掴むために爪を交換!
爪ない場合は、製作します。
* 無理に掴むと製品にキズはいりますので!
 
イメージ 5
 
掴みかえたら、
 
旋盤の第2工程
 
1 端面の荒削り
2 外形の荒削り
3 端面の仕上げ
4 外形の仕上げ
 
イメージ 6
 
これで、旋盤工程は終わりです。
寸法チェックは忘れずに!!
 
イメージ 7
 
再び、比較写真
 
まだ、6角の加工できてませんよね!
 
この後は、フライス盤という機械に替えて加工します。
 
イメージ 8
 
加工後の写真です。
 
フライス盤は主に四角い物を加工する機械です。
種類の違いは、
 
刃物が回り、ワーク移動 → フライス盤
刃物が移動、ワーク回転 → 旋盤
 
フライスの工程
 
1 6面の荒削り
2 6面の仕上げ
 
これで、全加工できました!
(パチ、パチ)
 
イメージ 9
 
如何ですか?
 
なかなかの出来栄え!!^^
 
最後に、ネジが心配なので
GS750のフォークに取り付けてみました!
 
イメージ 10
 
左 純正品
右 ステンレス
 
私の車両はステムトップボルトもステンレスです。
 
以前、オークションに出してたのですが
売れ行きが芳しくなく廃盤にしました!
 
こうなると、メーター固定ボルトのサビ 気になります!
塗装など他も!(笑)
 
いぶし銀さん、お待たせしました!
完成ですよ!!
 
また、ゲスブに書き込みしますね!