続きです。
キャブボディからすべての部品を取り外して、超音波洗浄しました。
ついでに、ピストンバルブが上下するシリンダー内のバリ取りします。
2回ほど洗って、ボディ穴の点検とエアーブローしておきます。
いよいよ、組み立てていきます。
スムーズなVM33にするのに、必要な部品、削り出しのジェットブロックと
アイドルポートバルブセット
今回はCA#1.5で組みます。
その他に、交感した部品たちです。
元々、OH済み品ですから交換してくれてたガスケットやOリングなどは再使用してます。
私が思う標準セッティングから外れていたジェット類は新品交換しています。
ついてたものは、セッティングパーツとして使えますから大事に保管ください。
スムーズなVM33にするコツというか、張り付きの原因に、
ジェットブロックの組付け不良が影響していると個人的に思っています。
これから、ご自身で組付けされる場合
①ジェットブロックなしでピストンバルブを挿入して動きをチェックしてください。
当社のバルブであれば、スコスコと上下します。
ジェットブロックなしで、動きが渋かったり、引っかかる場合は、純正ピストンバルブの歪みやボディ側シリンダーの傷、バリ、汚れ等ないか確認ください。
問題なければ、
②ジェットブロックを取り付けます。
純正のジェットブロックはアルミ鋳物です。(30年経過してますから、金属瘦せがでてるかも?)
構造上、NJとM3ビスで片側より固定されていますから、
目で見てもわからないですが変形してしまっているケースがあります。
キャブに組んで、ねじ固定するとベンチュリー内に段差が出るものは、
ボディを変えて、反対のネジでつけるボディに使うと直るケースあります。
③ジェットブロックありでピストンバルブの動き確認!
スコスコに動かない場合は、動きの悪いVMになっています。
4つ部品ありますから、動きが悪い場合、1~3をしつこく繰り返します。
どうしても、直らない場合は
削り出しのジェットブロックにすると簡単に解決しますよ。
ジェットブロック自体が消耗品ですし、需要ありそうなので、
後日、ヤフオクで販売しようと思います。
③まで、うまくいったら
④ボディ4個合体させてください。
ここまで、できましたら
⑤ピストンバルブとリンクステーを一つずつ固定します。
スロットルシャフト根元のM4ビス付けない状態で、ピストンバルブがスコスコ動くか確認
問題なければ、根元のM4ビス固定して、リターンスプリングの付いたリンク部分での動き確認
よければ、4気筒分⑤をやります。
4個済みましたら、バルブのセンター出し(リンクのM3固定ネジ隙間分左右に動きます。)アイドルポート(切欠き)がキャブセンターに来るように調整します。
あわせて、同調どりも済ませます。
あとは、フロートやジェット類の取り付け
油面調整、確認
各部、カバーをつけて完成です。
そして、後日試乗
調子よいVM33になりましたよ~