ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

スタッドボルト折れの抜き取り

944CCにするベースエンジンの部品選定などを進めております。

GS750所有して20年たちました。

車体に載ってるエンジンをオーバーホールする構想は買った時からのもので、
20年も実現できてない、情けない男なんです・・・私

いつもGSに乗れる状態でいたいので、
予備エンジンをOHする計画に変更しました。
「持ってるけど乗ってないじゃん」・・・・・・(笑)

それで、ベースエンジン1を物々交換で手に入れたんですが・・・・
(1号機は、わらしべエンジンと呼びましょうね~)
タダでゲットしたものは、それなりの状態で欠品多数だったんです。

そこで、2号機は部品どりにする為に、クランク固着エンジンと知っていて購入!
見ての通り・・・ほとんど使えませんでした。

これでは、部品がまだ足りないってことで3号機(GS750G)を購入することに
さすがにこれ以上買うと、置き場所もないので・・・
3つから良いとこを寄せ集めようとしております。

そもそも、わらしべエンジンを使わなければよいのかもしれないんですけど、
根っからの貧乏性なんでもったいないから使えるものは使おうとしてます。

ある程度の部品のチェックを済ませて、
エンジン塗装とシリンダーやヘッド加工を依頼しておきたいのです。

わらしべエンジンも前任者さんが分解してくれてたんですね・・・・
でも・・・・・スタッドボルトが見事に4本折れてまして・・・・
やる気を阻害されてました。(笑)

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根元から見事に・・・・・・
みなさんなら、どうしますか?

私は、とりあえず折れたボルトを緩めてみることにします。

事前に、M12ミリのナットとこんなものを購入しました。

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銅版です。
手持ちがなかったのと薄いほうが良いので、ホームセンターで買ってきました。

これに、φ10mm以上の穴をあけて・・・

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折れたボルトの周りを養生して、ナットを溶接!

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こんな風にボルトを熱するつもりで豪快に行きます。
その為に、銅版でカバーしてます。
↑にも溶接するときに出るスパッターが銅版に載ってますが、
銅には溶接棒が溶け込まないんですよ。

あと、もう一つ、溶接する前にボルト周りをバーナーで予熱しておきます。

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何度か失敗もしましたが、無事に摘出完了!

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取れたボルトです。
銅版はまったく溶けてないでしょ!
インパクトはやらないほうが良い結果出ました。

手で緩める時の、パキッという緩み始めの感触が
インパクトレンチではわからなかったです。
案の定・・・・・ナットだけ捥げましたよ・・・・・

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↑施工後のわらしべエンジン見事な面構え・・・・(汗)

程度の良い3号機は、
再使用可能なとても良い状態を保ってます。

一言で、エンジンOHといいますが、
元の状態が、機関の調子や部品代、加工代に変化が出るのは当たり前ですよね。

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とりあえず、1歩前進したかな~

つづく