ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

VM29とVM33のフロートパッキンの考察

VM29とVM33のフロートチャンバーが共通部品なのは、事実なんです。

 

当社でOHするキャブレターには、ヨシムラミクニVM33OHキットを採用してます。

Webike | YOSHIMURA ヨシムラ オーバーホールキット(773-VM3-0400) | その他キャブレターオプション・補修部品 通販

 

ユーザーさんによっては、持ってる部品を使ってコスト抑えたいって要望あります。

喜んで、聞いていたのですが・・・・

私の認識不足・・・・

フロートチャンバーは、確かに同じなんです。

 

最近・・・・ようやく認識できたんですけど・・・・

ボディ形状が違うので・・・・フロートチャンバーパッキンの形状が違いました。

 

加速ポンプの穴があるのが、VM33です。

VM29パッキンをVM33に使うと・・・・・

半欠けになった部分が、第三ポートになって

スローポート(低開度)

メインポート(高回転域)

第三ポート(加速ポート)・・・・・・・・急開時に、加速ポート化してガソリン吸う機能して・・・・・ボコついて・・・VM33ではなくなります。

 

数年前から、ユーザーさん自身でOHしたけど、調子でない・・・

急開すると、吹けないって相談を受けてたんですが・・・・・

理由がわからずじまいでした。

 

今回ようやく理解できたんですが・・・・ボディにあらかじめ、加速ポンプ

ノズルが合いてる、VM33にVM29パッキン使うと、こんな症状が出るかもです。

 

万が一、当社から直接購入されたのに、おんなじ症状で悩まれているユーザーさんいらっしゃいましたら、VM33のパッキンに交換しますので連絡ください。

 

って、いいつつ・・・・最近気づいたんですけど・・・・VM29の加速ポンプ付き後期モデルは、VM33パッキンじゃないと、機能しないと・・・・思います。

 

ミクニさん・・・・こんな時代から、加速ポンプの可能性は認識してくれてたんですね・・・

 

こころあたりあるかたは、ご確認ください!

 

ようやく、スッキリしました。(笑)