表題のキャリパー用にカシマコートピストン製作依頼が来ました。
ヤフオクにて10年ほどキャリパーピストンを製作、販売してきました。
最初はステンレス製
今は、カシマコートアルミピストンに重きを置いています。
カワサキ用など人気車種は他メーカーさんからもリプロダクトステンレスキャリパーピストン販売されています。
そのピストンを購入したかたから、純正サイズで製作依頼が来ることがありまして、
以前から、不思議に思っていたんです。
それで、今回は、キャリパー本体もカワサキ純正ではないですし、
手に触れたことがなかったので、ピストンを作るにあたり本体計測しないと、
キャリパーとピストンのクリアランスがわかりませんから、まとめて郵送いただきました。
前置きが、長くなりました・・・・
届いたのが、こちらです。
計測してみてわかったことですが、キャリアパー本体内径、ピストン外形が純正品と比べると0.1mm小さいです。
この製品のクリアランスに問題はないと思います。
でも、なんか動きがしっくりこないんです。
リプロキャリパー用に販売されているキャリパーピストンをカワサキ純正に流用してしまうと、ブレーキフルードが漏れるんじゃないかな?
購入しようとしている人は、ピストン外形を確認してください。
細部を観察してみます。
良くできてるんですけどね~
キャリパー内部の切削が荒いです・・・・ここまできれいな製品ですから、丁寧に切削すればもっと良くなるっと思いますが・・・・・コスト最優先なんでしょうか?
本体に、ゴム外してピストン挿入すると問題ないんですが、ゴム入れると動き悪い感じになります。
試しに、Z1用カワサキ純正と比較してみました。
カワサキ純正のシールラバーより、リプロ品はゴム厚みがあります。
ゴムが効きすぎてないかな?
自分のバイクだったら交換して試してみるんですが?
Zは持ってませんから、勇者おられましたら、実験の価値はありそうですよ。
*注意 あくまで自己責任にて、お願いします。
考察は以上にして、アルミより削りだしました。
カワサキ純正と見分けがつかないので、文字入れしてあります。
おそらく、P&D社の製品かな?ってことでPDです。
現在、カシマコートに出しています。
少量ですけど、国内量産品と同じ処理、同じ工程を施していただいています。
1週間ほどで完成予定です。
もうしばらくお待ちください。
届きましたら、再度チェックいたします。
それでは、また~