ss34-heartのブログ

機械加工とGS750

ステンレスブレーキキャリパーピストン

今日は、レストア用のステンレス製ブレーキキャリパーピストンを紹介します。
 
製作のきっかけは、以前に所有していたXS650SPLの修理中に
メーカーからピストンのみの購入が不可だったことから製作しました。
 
他車種でステンレスから製作してレストアされてる方の記事などみて、
気になる修理方法の一つだったんです。
 
メジャーな車種は流通してるけど、自分のすきなマイナーな物は
世に出てこないので、試しに製作!
 
下の写真は5年前に製作した、記念すべき初作品!
XS650SPL(3G5)用です!
 
イメージ 1
 
ホーンボタンの記事にも、お書きしましたが
部品を製造メーカーが販売していただければ何の問題もないことです。
部品が生産中止になっても、ユーザーの私たちはもっと乗りたい!
 
ブレーキピストンの修理方法として、
中古を再メッキする。
新規に製作、鉄より製作→メッキする。
        ステンレス製作→メッキなし。
 
以上の3つの選択種があると思います。
 
少量の製作であれば、ステンレスで製作がもっとも適してると考えてます!
 
現在、GS750Eのリアブレーキにステンレスピストンを使用しております。
試用期間、2年4ヶ月
走行距離 4250km
 
本当は1万キロほど走行後に分解点検したいんですが!?
私の乗車では又、2年以上かかりそうです。(笑)
 
都合よくリア廻りを整備中で、分解してみました!
 
イメージ 2
 
新品のステンレスピストンと比較してみます。
 
イメージ 3
 
左 中古(4000km使用)
右 新品
 
左の中古、ピストン中央としたの部分にすれあるのわかりますか?
磨耗具合を計測してみます。
 
下は新品の写真 (38.15mm)
イメージ 4
イメージ 5
 
上の写真、中古 (38.148mm 一番すれてるところで計測)
1000分の2mm磨耗してます。
 
これぐらいなら、1万キロ走行しても1000分の5mm(38.145mm)
の磨耗で収まるのでは!?と思います!
耐久性も問題なし!!
 
このピストンは、今後も継続使用しますので
分解時や、異常などあったら報告します。
 
ステンレスピストンの使用した感想は
残念ながらブレーキがよく効くといった効果はありません!
ただ以前と変わらず使用できる!
 
ブレーキフルードには、吸湿性能があるため
長く同じフルードを使用してると、空気中の水分を取り込み
フルードが痛み、その水分でメッキはがれや虫食いを起こし
最悪の場合、液漏れ→ブレーキが効かなくなります!
 
ステンレスの利点はメッキがはがれない!!
これに尽きると思います。
 
マイナーな車両にお乗りで、部品がなく困ってる方
中古品を郵送いただければ、1個5000円~製作します!
郵送などで製作の場合、当方では性能チェックできません!
ご自身で安全に注意して確認してください!
ピストンシールなどはオーナー様で準備してください!
なので、シールキットは有るけどピストンが駄目なかた限定です!
 
後は、命かかわる部品なので事故などおきても当方では
責任を取ることができません。
上記のこと、ご理解のうえよろしくお願いします。
 
気になる方は、内緒でゲストブックに書き込みくだされば返答します。
 
イメージ 6
上は、マッハ750SS用
下は、GS750G用(GS750初期、GSX1100S等)
 
イメージ 7
後は、CB750FAのピストンも製作経験あります。
 
面白いことに、国内4メーカーの70年代車両がピストン外形(38.15mm)一緒だったこと!!
ZとH2では外形違うのでみな同じではないですが!
 
お困りの方、いらっしゃいましたらご連絡ください。
 
おしまい!